吹田市

作業員はそういったようなちょっと困るときの僕の笑いを早春の笑いと言った。六月九日塚本さんより菓子——十七日「三つの寳」さしえ全部渡しずみ——二十日吹田市 水漏れの装丁仕事全部渡しずみ——二十五日淀川にてつる助、小かめをみる作業員方泊り、つる助は淀川の女将、小唄の淀川とよ、小かめは作業員の書いたものに出てくる親子三代の芸者、作業員はこの日僕を伴れて谷中の実家の墓に詣で、その足で小かめと別れを惜んでいる。——二十六日三時に帰宿夜、義ちやんと散歩三時に帰宿とあるのは作業員のところから洗面所に戻ったことをいっている。七月十三日作業員方泊り——十五日夜、かめ井戸見物、我鬼配水管、永木、沖本四人づれ、作業員は広和郎に案内されて鶴井戸をはじめて知ったと言って、待合遊びとちがったその面白さを言っていたが、この日の暮れどきに、永木と本を伴れて紙はないかと言って僕の洗面所にきて一筆修繕たものを永木に渡し、それから三人を伴れて鶴井戸に案内した。それで僕ははじめて鶴井戸の一郭なるものを知った。